宮水の日記

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主に書評や資格取得について記事を書いています。

【おすすめ書籍】Team Geek 〜Googleのギーク達はいかにしてチームを作るのか〜

みなさんこんにちは!宮水です!

 

最近技術書ばかり読んでいたのですが、たまには気分を変えて別の本が読みたくなりTeam Geek を読みました。

 

この本のどこが素晴らしかったのか引用を用いて紹介していきたいと思います!

 

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

 

 

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この本はこんな方におすすめです

 ・技術力に自信がなくて最近落ち込んでいる駆け出しエンジニア

 ・最近マネジメント職を始めた人

 ・素晴らしいチームを作りたい人

 

 

 

チームがうまくいく3本柱

それでは、Benのブログの引用をみてみよう。

__ 完成していないものをみられたら、何か言われるんじゃないかと本当に不安だ。細かいところまでみられて、バカだと思われないだろうか。__

 

 

エンジニア1年生のときのことです。

 「そんなことも知らないの?」

 「どうしてこんな風に処理書くかなー(笑)」

と静かなオフィスで大声で言われて、毎日公開処刑を受けていました。(笑)

 

それからは自分が書いたコードは完成するまで隠したり、なかなか自分で作ったポートフォリオを世に出すのが怖くなったり、窮屈に過ごしていました。

私もBenさんみたいに批判されるのがとても怖くなってしまいました。

 

一方別の職場では、

 「いつもSlackでわからないところを正直に言ってていいね!」

 「ここの処理はこう書いた方が早いよ」

と言ってもらえるようになり、してもらってることは同じなのにコードを隠したりすることがなくなり、作業効率もぐんと上がりました。

 

これも周りに「謙虚」な人が多く、立場関係なくお互いを「尊敬」できる雰囲気があって、「信頼」して仕事を任せてもらった結果だと思います。

 

この本では、「謙虚」「尊敬」「信頼」の3本柱でチームはうまくいく!と説明されており、様々なエピソードを用いてこの3本柱をどう意識していいチームをつくるのか紹介されています!

当たり前のことがしっかり言語化されていてとても勉強になりました!!

 

 

素晴らしいチーム文化をつくる

チームの文化はサワードウパンのようなものだ。スターター(創業者)がパンを生地(新来者)に菌(文化)を植え付ける。イースト菌と乳酸菌(チームメンバー)が発酵(成長)すると美味しいパン(チーム)の出来上がりだ。

 

 

創業者が作り上げた文化は、簡単に個性の強い新来者に壊されてしまうという言葉がとても印象に残りました。

 

仕事時間の9割は最高だけど、たった一人怒りっぽい人がいるだけで毎日すごくストレスが溜まることってありますよね。

 

それくらい仕事に置いて人間関係って大事です。

 

だからこそ、文化やミッションステートメントをしっかりと設立して、技術力だけでなくそれらにマッチする性格の人が入ってきてもらえるように「面接」が大事なんだなとこの本で理解しました。

 

余談ですが、面接候補者の人との飲み代を出してくれる会社なんてとても最高ですね👍

 

 

伝統的なマネージャーと、リーダー

 

また、この本は伝統的なマネージャー像をぶち壊してくれました。

 

伝統的なマネージャーはどうやって仕事を完了させるか考える。リーダーは何ができるかを考える。(どうやって仕事を完了させるかはチームに考えてもらう。)

 

エンジニアリングに必要なのは特に後者のリーダーの方です。

 

マネージャーのよくあるアンチパターンが記載されており、今マネージャーをやっている方が読むときっと自分を客観的に評価することができます。

 

またマネージャーだけでなく、全ての立場の人がこの本を読めばそれぞれの立場の人への期待値や苦悩が理解できて全員幸せになれること間違いなしです!

 

 

有害な人への対処法

チームメンバーにあるあるの"有害な人"への対処法も書かれていました。

 

"完璧主義すぎて進捗がない人"、"何でもかんでも批判する人"...どんな業界にもいますよね。

 

いくらその人が優秀だとしても、"有害な人"は腐ったミカンのごとく他の人の生産性をぶっ壊すこともあります。

 

短期的なメリットのために文化を妥協する必要はない。

 

技術も大事だけど、カルチャーフィットはもっと大事!!

 

様々なタイプの有害な人への対処法が面白かったので、特にツイッタランドの住民の方はぜひ読んでみてください!

 

 

 まとめ

この本の「最後に」にも記載がありましたが、全ての仕事・人間関係に共通する良い話がたくさん詰まっていました!

 

いろんな立場の人"全員"がこの本を読めば、それぞれの立場への期待値や苦悩が理解できてすごくいいチームを作れるのではないかと思います!!

 

トータル3時間くらいでサクッと読める本なので、ぜひ読んでみてください!

 

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか

Team Geek ―Googleのギークたちはいかにしてチームを作るのか