みなさんこんにちは!宮水です。
本日は、「プログラミングスクールに通うなら意識したい スクールを最大限に活かすポイント」についてお届けしたいと思います!
プログラミングスクールの歴史はまだまだ浅く、急激にスクールができたのもここ数年の話だそうです。
そんなプログラミングスクール業界もまだまだ成長期ということで、2018年ツイッターでもスクールの不祥事について話題になったりすることが多く(内容というよりはアフィリエイトの確定率やあと7日!を毎週だしているところや...)、その存在意義について問われることも多くなりました。
私は様々なご縁があってエンジニアになってから今まで
・Javaのスクール:1校
・機械学習のスクール:1校
・Railsのスクール:2校
の計4校に通いました。
それぞれ雰囲気も教育方針も授業体系も全く異なり、それがとても面白かったです。
4校通った身として、そしてプログラミングスクールのクチコミサイト(Escola:
https://www.escola-pro.com/)を運営していて私がとても感じていることは、
スクールの満足度は、
スクールの質だけに依存するのではなく
個人の能力や個人が達成したいことにも依存する
という点です。\\\\٩( 'ω' )و ////ドヤァ
Escolaで口コミを書いていただいているのをみて同じスクールでも星の数が違ったり、
実際「このスクールの評価が低いのはなんか悲しい!」という声をいただいたり、私自身も「あれ、学びたいこととなんか違った...」と入ってから気付いたりしました。
スクールに通うなら、やっぱり後悔したくない!!
これからプログラミングスクールに通いたいと思っている人に向けて、以下のことについて書いたのでお役に立てると嬉しいです。
・本当に通う必要があるのかどうかもう一度考えるきっかけ
・スクールに通って実現したいことの棚卸し
・目的別スクールを選ぶポイント
- プログラミングスクールは本当に高いのか?
- 本当に通う必要があるのか?
- 自分のスキルとやりたいことの棚卸し
- 目的①:就業支援
- 目的②:サービスをリリースしたい(起業したい)
- 目的③:スキルアップ
- おまけ:スクールに通いだしてから「やりたいことと違う」ことに気づいた例
- まとめ
プログラミングスクールは本当に高いのか?
プログラミングスクールって安いところでも10万、高いところだと100万くらいしますよね。
私の場合、当時30万のプログラミングスクールに行きました。
そしてスキルをつけて自分でも勉強できるようになって、就職した結果
手取りが13万(残業なし)→23万(残業なし)になりました。
つまり、自分に投資した30万がたったの3ヶ月で回収できました。
実務経験があれば転職すると上がるという声も聞かれそうですが、私の場合Javaもまともにできてない状態からRailsに転向したので、ある程度はスクールのおかげでスキルを身につけて別の業界に行けたと思ってます。
数十万って考えると高いですが、自己投資だと思えば高くはなかったと思います。
本当に通う必要があるのか?
自己投資だと思えば高くない!とは言いましたが、やっぱりうん十万って高い。
この金があったらニューヨークに旅行でも行きたい。
それでも私はスクールにお金を払いました。
一部にはやっぱり、「うん十万払ってもらってる自覚ある?」っていう態度の講師の方もいらっしゃいました。
スクールのレベルが合わなくて「こんなことなら自分で勉強すればよかった」と言っている生徒さんも見かけました。
きっとこの問題に解決策はありません。
アフィリエイト目的のブログを見ても、説明会に行っても、みんな自分の報酬に夢中ですからいいことばっかり言われるし、何が本当なのかネットでの見極めは難しいと思います。
本当に通う必要があるかどうかは、
・自分のスキルの棚卸し(プロゲートのレベル、実務経験など)
・自分がエンジニアになってやりたいこと
この2つをしっかり考える必要があります。
自分のスキルとやりたいことの棚卸し
まず、自分のスキルの棚卸しをしましょう。
・実務経験はあるか?
・どんな言語を勉強したか?
・どんな勉強をしてきたか?(プロゲートなど)
次に、エンジニアになって何がやりたいのかしっかり考えましょう。
・未経験だけどエンジニアに転職したい
・業界をチェンジしたい
・今の業界にいるままスキルアップしたい
・趣味でサービスを作りたい
・エンジニアになるつもりはないけど、別業種としてプログラミングをやってみたい
色々あると思います。
ご存知だと思いますが、プログラミングスクールに通っただけではエンジニアにはなれません。半年通ったって、ほんのちょびっとだけコードがかけるようになるだけです。
Webエンジニアは技術だけでいうと、言語習得はもちろん、メモリやCPUとは何か、httpリクエスト、Webサーバー、データベース、HTML/CSS、JavaScript、フレームワーク、オブジェクト指向...
...と勉強することが本当にたくさん待っています。
一度エンジニアになったらこれらのことを何年もかけて勉強し続けていく必要があるのです。
勉強し続けていくとしてもやりたいことなのかしっかりと自分と向き合いましょう!
次の章から、目的別に私のスクールに通った経験を書いていきたいと思います!
目的①:就業支援
今SESだけどWeb系に転職したい!!という方、
全くの未経験なので就業支援を受けて転職したい!!という方、
私自身もそうでしたし、そういった目的でスクールに通われている方を何度も見かけました。
この章では、支援する対象に軸を置いてお話します。
支援する対象:プログラミング全くの未経験→就業支援のお話
私が通ったスクールで、未経験からの就業にめちゃくちゃ力を注いでいるのが「DIVE INTO CODE」さんです。
「ほんとに全くプログラミングしたことないぜ!」という方も就職できているスクールです!!
もちろん業界を変えるのを目標にして実際に達成できた人もたくさんいます!(私や旦那もそのうちの一人です)
DIVE INTO CODEの講師 野呂さんが大変熱い方で、企業を招いて実施される就業説明会が月2回以上開催されています。
こちらは2018/10/20時点のリクルーティングパートナー一覧です(DIVE INTO CODE公式HPより抜粋)
さらにすごいと思ったのは、以下のツイートからも分かる通り、DIVE INTO CODEの野呂さんは企業から紹介料を全くもらっていないことです。
https://twitter.com/norotime/status/1037736370297397248
また、40代の未経験の方の就業も成功しています。
40代からのRailsエンジニアへの就業は、私も奇跡だと思います。
— 野呂 浩良@DIVE INTO CODE (@norotime) 2018年11月25日
「学び手と教え手が共に全力を尽くした時、奇跡は起こるんです!」
5つの仕事を持つSEが思う「キャリアチェンジやダブルワークに欠かせないもの」 | SE Life Boat https://t.co/laJKAyNlEQ
他にも野呂さんの熱い職務経歴書の添削や、ポートフォリオの支援も行なっています。
DICさんは受講料が少々お高めですが、就業支援はバッチリ支援しますよ!といった雰囲気が感じ取れます。
支援する対象:少し経験者→就職に繋がるお話
続いて「現場で通用する人を育成する」というテーマを掲げている「RUNTEQ」についてです。
※RUNTEQは2018年12月を以って一時休業となり、また再開予定のスクールです!
こちらのスクールは、キャリアアドバイザー(!)に職務経歴書を添削してもらえるサービスがあります。また、その人に自分が会社に対して何を求めているのか相談できたりします。
https://twitter.com/it_fitness_jp/status/1065216008296718336
あとは、経験者が集うスクールなのでポートフォリオの質がめっちゃ高くなるのもめっちゃポイントです!
改めてRUNTEQ卒業生の卒業制作見てたんだけど、どう見てもレベル高いよね。おじさんびっくりです。https://t.co/vcmCbR9wREhttps://t.co/BQkszaNoFrhttps://t.co/4NiZKJlljNhttps://t.co/b614Gmhe8f
— ひさじゅ@すたてく社長(PG) (@hisaju01) 2018年12月28日
このスクールは少数精鋭のスクールで卒業生は少ないですが、
キャリアアドバイザーを通じで実際にWeb系に就職できた人、
自分で就活してベンチャーに就職できた人もいます!
おめでたい!🎉👏
支援する対象:分野未経験→就職支援のお話
続いて機械学習のスクール時代のお話です。
機械学習を学べるAIジョブカレというスクールに通っていました٩( ᐛ )و
人工知能専門の教育と仕事紹介のワンストップスクール | AIジョブカレ
当時私はWebエンジニアも興味あるんだけど、データサイエンティストももしなれるならなりたい...と考えていました。
このスクールは就業支援にかなり注力しているスクールで、受講料10万円で機械学習について学べて、試験に合格した上でそこから紹介された会社にはいれば10万円キャッシュバックしてくれるスクールでした。
一般的にデータサイエンティストは、専門の大学を出て大学院を出たような人でないとなれないと言われていたにも関わらず、そのスクールではちゃんと機械学習を仕事にしている自社開発への求人が本当に多くてとても驚きました。
しかももっとすごいのが、試験に合格した人は紹介してもらう会社の1次試験が免除になるんです!
テストでスクールの質を担保し、営業さんが努力したんだろうなぁと思いました...。
このスクールの場合は「分野未経験」というところがポイントで、「長年別の言語でシステム開発やってたけどデータサイエンティストになりたい」という人が就職に成功していました。でも、30代や40代でSQLなどちょっと関わりがあるとはいえ未経験の分野の転職は難しいと思うので、実際に就業に繋がっているのがすごいと思いました。
目的①就業支援 まとめ
以上のお話から、スクールによって就職支援の方法が全く異なることがわかります。
スクールで就業支援を目的としている人は、
・自分が業界でどのポジションにいるか
→ 全くの未経験
→ スキルアップした会社に行きたい、業界を変えたい(SES→Web系に行きたい)
→ 職種を変えたい(Webエンジニアからデータサイエンティストになりたい等)
をしっかり棚卸することで、自分にあったスクール選びがより簡単になると思います。
また、説明会に行くとどこのスクールも人を入れたいのに必死でスクールにとって都合のいいように解釈して説明されるスクールさんもあるので、全て鵜呑みにせず、
・どんな就業支援を行なっているのか
→ 職務経歴書のチェックはしてくれるか
→ 一次面接免除など待遇が良いか
→ 業界はSESか、受託か、自社開発か、ベンチャーか
・実際にどんなバックグラウンドの人がどんなポートフォリオを作ってどこに転職したか
などを質問すると良いでしょう。
目的②:サービスをリリースしたい(起業したい)
続いて、Railsスクール時代のお話です。
当時SESで働いていてJavaのプログラミングだけをしていた私はどうしても個人で作ったサービスをリリースしたい!という気持ちがとても強かったです。
でも、ネットで調べてもまとまってる記事はなくいろおおおおおおんな言語もあるし方法もあるし、初学者の私には本当にチンプンカンプンでした。
Java(つまり、プログラミング言語のみ)だけではサービスはリリースできないことを知っていたのですが、当時の私は、サービスのリリースには
・HTMLとCSS、JSの知識もちゃんと必要だよ
・Javaは大規模開発向けで、個人開発ならRailsがぴったりだよ
・デプロイはherokuっていうので簡単にできるよ
っていう情報は、「DIVE INTO CODE」さんに通わないと習得できなかったです。
インフラの知識がなくてもサポートしてくれる人が周りにいる状態でサービスデプロイまでの話が学べたのは、スクールに通うメリットです。
また、「RUNTEQ」に通った際には「実際に受託を経験しているエンジニア」が常に近くにいる環境で勉強できたので、
・サービス開発はマーケティングも大事だよ
・保守性の良いコードはこんな感じだよ
みたいな情報も、スクールに通わないとわからなかったです。
特に、RUNTEQではマーケティングが得意なエンジニアさんとお話しする機会もあったのでそれもかなり好評でした。
目的②サービスをリリースしたい(起業したい)から まとめ
いやいや現場で学べるじゃん!という意見ももちろんなんですが、仕事とスクールでは心理的安全性が異なると思います。
なんでも質問し放題!未経験者もみんな勉強熱心!自分と同じこと勉強してる!みたいな明るい会社を見つけるのは至難の技だと思うので...
全く何も知らない人が、最短ルートでサービスをリリースしたい場合スクールはとても有効です。
目的③:スキルアップ
DIVE INTO CODE(Rails Webエンジニア専用スクール)に通ったときのお話です。
こちらに通い初めていた頃はSESのJavaエンジニアになりたてで、現場でも超古い技術を使用していました。
会社の研修として受けている人もいらっしゃいましたし、ただ課題をこなすだけで新しい言語の習得ができるのは忙しい社会人がスキルアップするためにモチベーション管理も含めて有効だと思います。
また、スクールに通ったことでWeb業界というものを知り、就職に成功した人の記事を読んでいろんな情報を得て自分のエンジニアとしての目標もはっきりしました。
あのままJavaの現場にいてもわからなかったことが、課題として道が整備された状態で学べたので回り道せずに最短ルートを通ることができました。
おまけ:スクールに通いだしてから「やりたいことと違う」ことに気づいた例
最後に、スクールに通ってから現実が見えてその道を辞めた話です。
当時データサイエンティストも流行っていて、自分自身数学とSQLが好きだったのでそっちの道に進みたい思いもあり、とりあえず通うことにしました。
こちらのスクールは、授業は2週間に一回2時間だけで、課題はちょこっとあるけどそれ以外の時間講師の方はフリーランスなので受託の仕事をされています。
そこがポイントで、授業も実務に沿った内容が多めでした。
結局私は、その講師の方から機械学習を学んでいるうちに
・データサイエンティストはまずビジネスがわかってないと成り立たない仕事である
・自分の技術がピカピカであっても、データがうんこだったらうんこな結果しか出ない
という講師のありがたいお言葉をいただきました。
それに加えてコードもあんまりゴリゴリ書かないし、お客さんとの交渉力が必要な仕事なんだと知り、自分には向いてないと気づき、こうして未経験で就職などする前に自分のやりたいことの軌道修正しました。
今はネットもあるんだし、飛びついたりせずにちゃんと調べてから通えば良かったなーと後悔しました。(さよなら10万)
まとめ
いかがでしたでしょうか!
私は、プログラミングスクールに通って本当に良かったと思っていますし、プログラミングスクール超大好きです。いろんな知り合いも増えましたし、転職もできましたし!
ただ、やっぱり安い買い物ではないですし、私も一回勢いで入校して「やっぱ違ったなー」って10万円ドブに捨てたこともあるので、
・自分のスキルの棚卸し
・エンジニアになってやりたいこと
この2つだけは絶対にしっかり考えて、通うなら後悔しないスクールを選んでいただきたいと思います!!
プログラミングスクール クチコミサイト Escolaは、実際に通ったことのある人だけにスクールのクチコミを投稿していただいているサイトです!
このプロダクトを作っているのはプログラミングスクール大好き人間の私と、プログラミングスクールの説明会という説明会にいき尽くした伝説の男が運営しています。
スクールのご相談を承っていますので、ぜひお気軽にDMください!
ここまで読んでくださりありがとうございました!