宮水の日記

宮水の日記

主に書評や資格取得について記事を書いています。

ただVimを使っている人がVimConfに参加して学んだこと

 みなさんこんにちは!宮水です!

2019年11月3日にVimConf 2019に参加しました。

私はVimを使い始めて1年半近く経とうとしています。 正直に申し上げますと、歳だけ重ねてVimmerとしてはほとんど成長を遂げていません。本当にお恥ずかしいばかりです。

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VimConfに参加して「ただ使っているだけの人」から「もう一歩進んだVimmer」になるためのヒントを得られました。 VimConfに参加して今度自分は何をしていきたいか、また全体的な感想を記載したいと思います。

おことわり: この記事では、各セッションについての詳しい言及はありません。感想を書きたいセッションが多すぎるのと、写真NGだったのでどこまで書いていいのか温度感がわからないというのがあります。他の方の記事を熟読してから、またぽつりぽつり追記していくかも知れません。

今後Vimmerとしてやっていきたいこと

①公式ドキュメント(:helpコマンド)を通読する

今回VimConfのメインセッションは9つありました。

多くのセッションで登壇者の方が「:helpコマンドをよみましょう」とおっしゃっていました。 Vimは:helpと打つとこのように全ての機能についてドキュメントがあります。 f:id:kattyan53:20191104200144p:plain

登壇者の中の1人、ゴリラさんも一時期電車の中で黙々と読んでいらっしゃったそうです。 今同じ会社で働かせていただいているつよいVimmerさんも「ドキュメントは必ず通読するもの。それだけで他の人とかなり差がつく」とおっしゃっていました。 これはVimに限らず何かしらの言語でも一緒とのことでした。

私もエンジニアになりたてのときからずっと「公式ドキュメントを読みましょう」と言われ続けていました。 しかし、「必要になった時に必要な箇所だけ読めばいいや」とか「難しいから読めない」とか色々言い訳をしてその度にサイトやブログを参照してばかりでした。

ただ、あの膨大なドキュメントの中から情報を探し出すのにもコツがいるし、読まないと一生読めないだろうなと、とても反省したので、ちょっとずつ読んでいこうと思います!

UNIXの歴史を知る

Vimは、UNIXの標準テキストエディタviの上位互換のエディタです。 講演中たまにUNIXのお話が出てきたのですが、(具体的にはVim WayはUNIX Wayではないの話とか)今までUNIXに触れる機会がなかったので、内容をよく理解できませんでした。

なんでも起源って大事だと思うので、viがどういう理由もしくは思想でキーボードだけでエディタを移動するという発想になったのか知ることで、Vimの今までやVimとNeovimのこれからもより背景をわかった上で理解できるようになるのかな、と思いました。 (パソコンが登場した当時はマウスがなかったからこれが当たり前だったのかな?とか本当に知らない... )

③vimrcとプラグインの整頓

これは本当にやりたいやりたいと思って1年くらい経ってしまったのですが、vimrcが他人のコピペでございます... 使ってないコマンド、使いこなせていないコマンドあるので、しっかり一つ一つ書き方まで理解していきたいです。

特に、今後インフラも勉強していきたいと思っているので、サーバーにはいったときにどんな環境であってもviを使いこなせるですとか、シュッと:setして自分の慣れているキーバインドに変える?とかできるようになりたいと思っています...

プラグインを作る

あとは、いくつかのセッションとLTをみてプラグインを作るのが本当にVimを愛する一つの手段だと思いました。 「ない機能があれば自分で作る」「改善したい機能があれば自分で作る」つまり、「自分で道具を作る」というマインドがVimやNeovimのコミュニティで鍛えられるのかな、と思いました。

特にNeovimだとGoでプラグインが作れるらしいので、Rubyを極めた後Goも勉強したい私はとてもワクワクしています。

これは自戒ですが、何を始めるにしても教材やブログ、ドキュメントが豊富に揃っているおかげで「自分で道具を生み出す」という気持ちがなくなってきていると感じました。

多くのセッションの最後で普段OSS活動されている方や、vim-jpなどのコミュニティでお世話になっている人に対して感謝のお言葉がありました。 「誰かが修正してくれる環境があるからこそ、コミュニティが成り立っている」という言葉にとても感銘を受けました。

現代は気軽に普段使っているものの仕組みを知れたり、自分で修正できる環境があるのってすごいことなんだな...と思いました。

後何年かかるかわかりませんが、ただ使うだけの人から、このコミュニティに貢献できる人になりたいと強く思いました。(思うだけで終わらないようにしないと...)

全体的な感想

セッションと懇親会含め、一エディタをここまで愛している方がたくさんいらっしゃることにとても感動しました。 様々な職種(Webdev、インフラなど)様々な言語を使っていらっしゃる方とお話しできて、普段Rubist達とお話する機会が多い私にはとても新鮮でした。 Goやkubernetes、Dockerの女性コミュニティを運営されている方ともお会いすることができ、また自分の価値観がとても広がりそうでとてもワクワクしています。

Vimを始めてから素晴らしい人々と出会い、人生が変わったと言っても過言ではありません。

最後に、VimConfは主催してくださった方々がお忙しい中時間を捻出して企画・運営・開催してくださった汗と血と涙の結晶みたいなカンファレンスです。こんな素敵なカンファレンスを開催していただいてありがとうございました。

2020年からは、ちょっとずつ消費者側から脱却していこうと思います。。。