宮水の日記

宮水の日記

主に書評や資格取得について記事を書いています。

「デザイン入門教室」を読みました

今回は、「デザイン入門教室[特別講義] 確かな力を身に付けられる ~学び、考え、作る授業~」を読みました。

なぜ読んだのか

個人開発で作ったサイトのデザインをもっとよくしたいと思ったからです。

対象読者

・自分自身で何らかの紙面や資料などを制作する機会がある人
・紙面や資料で他人に何かを伝える機会がある人
・これからデザインを勉強しようとしている人
・デザイナー1年生

この本で学べること

・デザインの基本のき

本の概要

本の概要は、目次を見ていただいた方が早いです。
全体的に図がとても多く、一目見て理解できるものばかりです。

Chapter 1 - デザインをはじめる前に ~ はじめに知っておくべき最重要ポイント ~

以下二つの言葉が刺さりました。

デザインはあくまでも手段であって目的ではない。
センスより「目的を明確にする」「デザインの基本ルールに従う」方が大事。

Chapter 2 - レイアウトの基本ルール ~ 紙面イメージを決定する配置設計の基礎知識 ~

Chapter 2では、マージンの基本、グリッド、コントラスト(対比)、余白...といったことが書かれています。

Chapter 3 - 写真と画像 ~ 目的別で学ぶ、写真の選び方と使い方 ~

この章は、TOPページでどんな写真を採用するといいか非常に参考になりました。

Chapter 4 - 配色の基本 ~ 色には人の心を動かす力がある ~

題名の通り、それぞれの色のもつ印象や、色の相性、大きく見える・小さく見えるなど目から鱗の情報ばかり載っていました。
サイトの配色はなにがベストかよくわからないので、ターゲット層を元にどんな印象を持ってもらいたいかでまた改めて考え直してみようと思いました。

Chapter 5 - 文字と書体 ~ 読みやすく、人を惹きつける文字と書体の使い方 ~

逆にタイポグラフィなどについては書かれていません。
フォントだけでとても感じ方が異なることを知れたのが印象的でした。

Chapter 6 - 文章のデザイン ~ 読みやすい文章制作の基礎知識 ~
Chapter 7 - インフォグラフィック ~ 情報の図式化と、グラフ・表の作り方 ~

もうあんまり機会なくなっちゃったけど、パワーポイントで説明資料を作るときに役立ちそうでした。

Chapter 8 - 実践演習 ~ 頭の中のイメージを具体化するデザイン実技 ~

改善前のポスターを元に、デザインの改善案を考える実践演習が載ってます。
私は読み流しただけにしましたが、どんなことをテーマとするか、改善後のポイントまで丁寧に載ってました。

まとめ

読みやすい本だった

主なページ構成としては、最初に少しポイントだけ述べて、図や写真がたくさん載っています。
そのため、非常にわかりやすかったです。

紙で読むのがおすすめ

普段はkindleで本を読むことが多いですが、配色についても触れられているため、紙の本を買ってみましたが大正解でした。印刷が綺麗で、読みやすい構成になっているので、紙の本がおすすめです。

目的を明確にする

最初の章であった”センスより「目的を明確にする」「デザインの基本ルールに従う」方が大事”という言葉がとても心に残りました。なんとなく綺麗にしたい、ではなくて「このページではなにを強調したいのか?」「どんな印象を持ってもらいたいのか?」など、まずユーザーにどう思ってもらいたいのか考えると、この本のどこを参考にしたらいいのかわかって有効活用できると思いました。


非デザイナーの方は、家に一冊置いておくと絶対便利だと思います。
ここまで読んでいただきありがとうございました!